「THEE MICHELL」映画公開、上映中も歓声の嵐
2009年12月21日 12:00

[映画.com ニュース] 2003年に解散したロックバンドのラストライブの様子を軸に構成したドキュメンタリー映画「ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE”/LAST HEAVEN 031011」が12月19日、公開。メガホンをとった番場秀一監督と同バンドの元ゼネラルマネージャーを務めていた能野哲彦氏が、東京・シネセゾン渋谷で舞台挨拶を行った。
同館では、前売り券も完売する盛況ぶりで、熱烈なファンを中心に立ち見客まで出る異例のスタート。今年7月に急性硬膜外血腫のため42歳で死去した元メンバー・アベフトシさんの誕生日(12月16日)に合わせて製作された。上映中は1曲ごとに場内から歓声が飛び交い、ライブハウスさながらの熱気だった。
ミュージックビデオを数多く手がけてきた番場監督にとっては、映画監督デビュー作となるが「苦労はなかった。ただ、喜びの時間でした」とニッコリ。一方、能野氏は対照的に「苦労しかなかった。色々な人たちの力で完成できたことが、ありがたかった」と苦笑いを浮かべた。
同作は、03年10月11日に幕張メッセで行われ4万人を動員したラストライブの模様が描かれ、メンバーのバックステージでの姿や秘蔵映像が収録されている。能野氏は、「残りのメンバー(チバユウスケ、ウエノコウジ、クハラカズキ)はこの映画をまだ見ていないし、何もかかわっていません。でも、この映画を作ることを真っ先に伝えたら『全て任せる』と言ってくれました」と告白。それだけに、「子どもの発表会を迎えるような寂しい気持ち。『ああ、これで自分の手から離れたんだな』という気分ですね。ただ、ミッシェルというバンドは終わったけれど、本当の意味では終わっていないんですよ」と熱く訴えた。
ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE” LAST HEAVEN 031011
劇場公開日 2009年12月19日
上映時間 119分 (G)
評価・レビュー (18件)
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