ふかわりょう、C・カウフマン初監督作の魅力は「心地よい不可解さ」
2009年11月16日 12:22

[映画.com ニュース] アカデミー賞脚本賞受賞作「エターナル・サンシャイン」(04)で知られる脚本家チャーリー・カウフマンが初監督に挑んだ「脳内ニューヨーク」が11月14日に公開初日を迎え、芸能界“妄想系”男子代表としてタレントのふかわりょうが東京・渋谷のシネマライズでトークショーを行った。
家族に見捨てられたニューヨーク在住の人気劇作家ケイデン(フィリップ・シーモア・ホフマン)が、自らの人生を再生するため、頭の中にあるニューヨークを具現化しようと奮闘する姿を描く。ふかわは、カウフマンらしいひねりの効いた展開とシュールな笑いが交差する同作について「まるで冷たい氷河のような世界が広がる作品。エンディングは氷が解けたように、かすかな光や小さな温もりを感じた」と独自の視点で分析。決して分かりやすい内容ではないが、「心地よい不可解さが魅力」と刺激を受けた様子だった。
ふかわは、カウフマンの代表作「マルコビッチの穴」(99)を例に挙げ、「ドアひとつ通して現実から非現実の世界へと入り込む感覚は、コントにも通じるし、僕自身M体質なので振り回される感覚がたまらない」とカウフマン作品の魅力をアピール。ふかわ本人もこのほど、主演したコントDVD「アーガイルの憂鬱」の発売イベントが会場施設の停電で中止になるトラブルに巻き込まれているだけに「周りの建物はまったく問題ないのに、自分のとこだけ停電なんて……」と理不尽な経験と、サエない主人公を重ね合わせていた。
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