哀川翔の白髪姿に仲里依紗「王子さまみたい…」
2009年10月20日 11:30
[映画.com ニュース] 哀川翔主演、三池崇史監督、宮藤官九郎脚本の映画「ゼブラーマン2/ゼブラシティの逆襲」の製作会見が10月19日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で行われた。宮藤は欠席したが、哀川と三池監督を先頭に共演の仲里依紗、阿部力、井上正大が登壇した。
哀川の主演100本目を記念し、三池監督、宮藤と3人でタッグを組んだ「ゼブラーマン」(2004年2月公開)の続編。前作は3週間限定公開ながら、興行収入5億円を記録する大ヒットとなった。今回は、前作の15年後の東京(ゼブラシティに改称)を舞台に、記憶喪失になった主人公・市川新市(ゼブラーマン)が、かつての教え子に助けられながら、地球を救った英雄としての姿を取り戻していく様子を描く。
デビュー25周年を迎えた哀川は白髪姿で登場し、「撮影はまだ始まっていないけれど、既にピークを迎えています。この気持ちを(クランクインの)10月24日にぶつけて、死ぬ気でやりたい」と力強く宣言。隣席で見つめる仲は、「王子さまみたい……」と白髪を絶賛し、哀川を喜ばせていた。
三池監督は、前日18日に20歳の誕生日を迎えた仲を引き合いに出し「仲は20歳、オレは来年50歳。そろそろ日本アカデミー賞でももらって、文化人になって楽をしたい。目指せ、崔洋一です」とジョークを披露するなど「舌好調」だ。さらに、劇中でスーパーアイドルのゼブラクイーンに扮する仲の衣装について「理想は何も身につけない姿だけれど、それだと公開できない。じゃあ、これくらい付けておく?くらいのきわどい感じで。いずれにしても、日本映画史上最悪の女になります」と宣言した。仲は、苦笑いを浮かべながら「プレッシャーです。最悪になるために今日から頑張ります」と話すのが精一杯。そんな仲を見かねたのか、「大丈夫だよ、3日もすれば慣れるから」とフォローする哀川の姿に、場内は爆笑の渦だった。
配給の東映によれば10月24日にクランクインし、2010年1月にクランクアップ予定。CG処理を含む編集作業を経て、4月ごろの完成を目指す。
「ゼブラーマン2/ゼブラシティの逆襲」は、10年5月1日に全国で公開。