「空気人形」のメイド服姿で女性スタッフが劇場接客。是枝監督も破顔
2009年9月18日 12:00

[映画.com ニュース] 是枝裕和監督の最新作「空気人形」の公開を記念して、9月17日、東京・新宿バルト9でイベントが行われ、主演のペ・ドゥナ、ARATA、是枝監督が登場。19日から23日までのシルバーウィーク中、同劇場の女性スタッフ全員が、ペ・ドゥナが劇中で身に着けているメイド服と同じコスチュームで接客するという「メイド in SHINJUKU」キャンペーンが告知された。
映画は、ペ・ドゥナ扮するビニール製の空気人形に心が芽生え、さまざまな人との出会いを通じて生きる喜びを獲得していく姿を描くもの。
メイド服姿の女性スタッフ15名がズラリと並んだ様子を見て、是枝監督は「お客さんとして来たい」と顔をほころばせたが、ARATAは「(映画の中の)ペ・ドゥナさんの歩き方とちょっと違う。もう少し研究して頑張ってください」と厳しい指摘。当のペ・ドゥナは、「皆さんキレイな方々で、全身で応援していただいてありがとうございます」と頭を下げた。
5月のカンヌ国際映画祭でのお披露目後、先日はトロント国際映画祭でも上映された「空気人形」は、9月26日より日本公開される。是枝監督は「ようやくここまでたどりついたなと思っている。ぜひ劇場で見てください」と現在の心境を語り、本作のPRのためだけに今回で3度目の来日になったペ・ドゥナも、「公開まで残り1週間となり、今はとても気分がいい。皆さんにとっても考えさせられる映画になってほしいと思う」と語った。
関連ニュース





