ミッキー・ロークに続け!アントニオ猪木が映画初主演、孤独な元レスラー役に
2009年9月8日 12:00

[映画.com ニュース] アントニオ猪木が映画初主演を務める辻仁成監督・脚本「ACACIA」が、10月17日から25日まで開催される第22回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが分かった。
本作は、息子との関係を悔いながらさびれた団地の用心棒を務める心優しい元プロレスラー、大魔神(猪木)が、孤独な少年タクロウと出会い、親子のように過ごすうち現実を受けとめる勇気を手に入れるというヒューマンドラマ。辻監督の6年ぶりの新作で、猪木のほか、石田えり、北村一輝、坂井真紀らが出演する。
プロレスラーを主人公にした映画と言えば、昨年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したダーレン・アロノフスキー監督作「レスラー」が記憶に新しい。この作品で、主演のミッキー・ロークは心に痛みを抱えた老レスラーを演じて絶賛され、さまざまな映画賞に輝いた。
白髪に老眼鏡をかけた、「ACACIA」の悲哀に満ちた猪木の演技は、映画祭審査委員長アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督らの目にどう映るか。コンペティション部門の最優秀作、東京サクラグランプリは25日に行われるクロージングセレモニーで発表される。
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