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アポなし取材監督、マイケル・ムーアの新作がベネチアを席巻

2009年9月8日 12:00

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ウォール街にて突撃取材を敢行
ウォール街にて突撃取材を敢行
(C)Kazuko Wakayama

[映画.com ニュース] ベネチア国際映画祭で現地時間の9月6日の夜、マイケル・ムーア監督の「キャピタリズム/ア・ラブ・ストーリー(Capitalism: A Love Story)」が上映され、約10分間の熱狂的なスタンディング・オベーションを巻き起こした。

これまで「華氏911」や「シッコ」など、常に社会問題をタイムリーに反映したドキュメンタリーを作り続けて来たムーア監督が挑んだ新作は、その題名通りアメリカの資本主義そのもの。開催前から今年のベネチアの目玉作品のひとつと目されていた。未曾有の金融危機をテーマに、いったい誰のせいでアメリカの民主主義社会はこれほど疲弊してしまったのか、ウォール街にあった巨額の金はどこに消えたのかを、ムーア監督特有のアプローチで辛辣かつユーモラスに追求。ウォール街に出向いて突撃取材を試みることも忘れていない。上映中もいくつかの場面で拍手や笑いが沸き起こった。

ムーア監督は、公式上映に先立つ記者会見に遅れて登場。「僕の映画では俳優がいないので自分で全部インタビューに答えなければならず、遅くなって申し訳ない」と詫びた後、「社会の利益ではなく、企業の利益のみを追求したある一部の人々が下した判断が、善良なアメリカ人や、生活に追われる労働者たちの人生を破壊したことについて、僕はとても心を痛めている。この映画が彼らの気持ちを代弁し、彼らの内情が人々に理解されるようにアメリカで話題になることを願っている」と語った。

しかし、当初予定されていた30分の記者会見は、ムーア監督の過密スケジュールにあわせて実質15分で打ち切り。あまりの短さに、質問を用意していた記者たちからブーイングが出るというハプニングもあった。

映画はこの後トロント映画祭で上映され、10月2日に全米公開予定。日本では12月にTOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ梅田にて限定公開、2010年1月全国公開の予定。

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