ブラッド・ピット、トム・クルーズ主演作を「くだらない映画」とバッサリ
2009年8月24日 12:00
[映画.com ニュース] 8月21日に全米公開され、週末を含めた3日間で3760万ドル(約35億4300万円)の興収を記録、初登場第1位の大ヒットスタートを切ったクエンティン・タランティーノ監督の新作戦争ドラマ「イングロリアス・バスターズ」(11月日本公開)。
同時期にヨーロッパでも好スタートを切ったようだが、第2次世界大戦中のナチス占領下のフランスを舞台に、「バスターズ」と呼ばれるユダヤ系アメリカ人兵士たちがナチス兵を駆逐しようと活躍する同作で、バスターズを率いるアルド・レイン中尉を演じたブラッド・ピットが、独シュテルン誌のインタビューに登場。少々過激な発言も飛び出した。
それによると、ピットは、「第2次世界大戦を題材にした映画はまだこれからも作られるだろうが、個人的には、クエンティンのこの作品がとどめを刺していると思う。このジャンルについて語られるべきことは、すべて『イングロリアス・バスターズ』のなかで語られた」と主演作に自信たっぷり。「この映画はありとあらゆるシンボルを破壊した。すべては成し遂げられた。それだけだ」と言い切った。
しかも、それだけでは終わらず、記者から今年公開されたもう1本の第2次大戦映画、トム・クルーズがヒトラー暗殺を計画した実在のナチス将校に扮した「ワルキューレ」(ブライアン・シンガー監督)について聞かれたピットは、「あれはくだらない映画だった」の一言で片付けた。
これに対して、トム・クルーズ側からどんな反論が飛び出すか、要注目だ。