田口監督「マンモスうれピー」。「色即ぜねれいしょん」初日
2009年8月17日 12:00

[映画.com ニュース] 「アイデン&ティティ」の原作者みうらじゅんと田口トモロヲ監督が再びタッグを組んだ青春映画「色即ぜねれいしょん」の初日舞台挨拶が、8月15日、東京のシネセゾン渋谷で行われ、原作者のみうらじゅん、田口トモロヲ監督、出演者の渡辺大知、峯田和伸(銀杏BOYS)、リリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍が賑やかに登場した。
みうらじゅんの自伝的小説を基にした本作は、70年代の京都を背景に、ロックな生きざまに憧れるモテない文科系男子の主人公・純(渡辺大知)のひと夏の青春物語だ。映画初出演で、主役の大役をこなした渡辺は緊張の面持ちで、「ちょうど1年前に撮った映画で、また夏が来たなという感じです。ガンバリました」と初々しく挨拶。「練習したいけど練習の仕方も分からないような状態でしたが、周囲に助けられました」と初の撮影体験を振り返った。
田口監督は公開にこぎ着けた喜びを「田口としては『マンモスうれピー!』」とかなりきわどい発言。みうらも「この映画は法然上人800年祭と覚せい剤廃絶のために作りました」と悪ノリ宣言。リリーも「最近は家でずっと『のりピー音頭』の練習をしています。(覚醒剤は)ダメ、絶対」と畳みかけて会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
田口とみうらは、94年にロックデュオ「ブロンソンズ」を結成するなど映画コラボ以前からの長い付き合い。田口は「まさか2度もみうらさんの作品を映画にするとは!」と感慨深げ。「この作品は優等生にもヤンキーにもなれない、グレーゾーンの人たちの話。今そういう人が多くて、彼らが望んでいたから出来た」と語った。一方のみうらは「うちのオカンから『セックスのシーンがなくてパンチがない』と注意されるほど地味な小説なのに、パッとした映画にしていただいた。またもや原作超えです!」と映画の出来に大満足の様子だった。
田口監督は最後に「今日ここに来ているみなさんは、童貞&処女マインドをキープオンされている方々だと思っています。仲間です。この映画を『文科系 ROOKIES/卒業できない』『余命70年の童貞』としてねずみ講のように、マルチ商法的にまわりの人々に薦めてください」と呼びかけ、爆笑舞台挨拶は幕を閉じた。
関連ニュース
田口トモロヲ監督×宮藤官九郎脚本の音楽青春映画「ストリート・キングダム」26年3月27日公開決定! 銀杏BOYZ・峯田和伸&若葉竜也が主演
2025年11月16日 09:00
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ