マイケル・ジャクソンさん、死の2日前のリハーサル写真が公開
2009年7月1日 12:00

[映画.com ニュース] 6月25日に心不全で急死したマイケル・ジャクソンさんが、死の2日前である23日に、ロンドンでのファイナルコンサートに向けて米ロサンゼルスのステープルセンターでリハーサル中の写真が全米メディアに公開された。7月から始まるロンドン公演は全部で50日間の予定だった。
このリハーサルを翌24日に見学したマジシャンのエド・アロンゾ氏が米アス誌に、「マイケルはステージ上で出演者とともにナンバーを歌って踊っていた。あれが、彼のコンサートを見る最後の機会になってしまった」と語った。死の前日、彼がステージで行ったマジックは2度目だったそうだが、その段取りを素早く習得したという。「わずか数秒でこのマジックを覚えきったんだ。それからジャンプして……振付が素晴らしくて、彼がファンタスティックに見えたよ」
マイケルのマネージャー、フランク・ディレオ氏も米ハリウッド・レポーター誌に、あのリハーサルは「素晴らしかった」と告白している。「マイケルは10曲か11曲をリハーサルした。彼はいつものフルパワーではなかったが、歌って踊った。そしてランスルーをこなした。ショーが一通り終わると、彼は私のところに来て『フランク、すごくハッピーだ。これが僕たちの時間だね』と言って私に抱きついた」
今回公開された写真でマイケルさんは、ラメのシャツジャケットをはおり、首に赤いスカーフを巻いた姿で、マイクを持っている姿が映し出されている。2人の証言通り、その数日後に急死してしまうとは思えないほど元気そうに見える。
シカゴ・サンタイムズ紙によると、ロンドン・コンサートのプロモーターが、そのリハーサルの模様を収めたDVDとCDアルバムを近く発売する(発売日未定)と明かしている。
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