ついに完成、公開間近の「ヱヴァ:破」。その注目ポイントは?
2009年6月24日 12:00

[映画.com ニュース] ついに6月27日に公開を迎える「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(庵野秀明総監督)。通常の映画と異なり、マスコミ向けの試写も一切ない本作の全貌は依然として謎のままだが、宣伝担当者によれば、17日に関係者向けの初号試写が行われ、映画は無事に完成しているという。フィルムもプリントされ、あとは劇場公開を待つのみといった状態だ。本編の上映時間はおよそ108分。前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」より10分程長い。
「破」は、社会現象になった人気TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(95~96)を再構築した「新劇場版」4部作の第2部。第1部「序」の大筋は、TVシリーズ序盤の第1~6話とおおよそ同じだったが、「破」からは“大きく物語のポイントが切りかわっていく”(公式サイトより)。どのあたりが旧作と異なるのか? 情報をあらためて整理し、注目すべき点を挙げてみよう。
予告編の映像から、ストーリーのベースとなるのは第8~19話あたりか。TV版で衝撃的だったエヴァ3号機との戦いもあるようだが、そうした既存のエピソードに、TV版では存在しなかったキャラクター(後述)がどう絡んでくるのか?
新ヒロインとして、真希波・マリ・イラストリアスが登場。エヴァのパイロットが着るプラグスーツ(パイロットスーツ)姿も公開されているが、スーツのデザインはシンジら従来のメンバーのものとは異なる。また、TV版の人気キャラ、惣流・アスカ・ラングレーは“式波・アスカ・ラングレー”として登場。
前述のマリの乗機と思われる、エヴァンゲリオン仮設5号機が新登場。従来の人型のエヴァと違い、腕と脚が4本ずつという異質なデザイン。さらにエヴァ6号機(渚カヲルの乗機?)の登場も予告されているほか、TVシリーズではセリフのみで「消滅」と伝えられた4号機が出るという噂も?
以上が、おおまかにまとめた「破」の新要素だ。
しかし、事前の試写がなく、公開されるまで誰もその全貌が分からないというのは、前作「序」も同じだった。それでも前作は、初日公開館数85館ながら興行収入20億円の大ヒットとなった。前作以上に全貌がつかめない「破」の初日に、やきもきしているファンが劇場へ殺到するのは必至。前作と同様かそれ以上のヒットが期待される。
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