宮崎あおいの一言に、鬼の木村大作監督も感無量。「劔岳 点の記」初日
2009年6月22日 12:00

[映画.com ニュース] 「八甲田山」「鉄道員(ぽっぽや)」など数々の名作を支えてきた名カメラマン・木村大作が初監督を務めた「劔岳 点の記」が6月20日に初日を迎え、東京・銀座の丸の内TOEIにて、木村監督ほか、主演の浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮崎あおい、仲村トオルによる舞台挨拶が行われた。
本作は、日本地図最後の空白地点を埋めるため、その険しさゆえに未踏峰だった飛騨山脈(北アルプス)の立山連峰にある劔岳への登頂と測量を命じられた測量手・柴崎芳太郎(浅野)たちの挑戦と苦難の道を描いた人間ドラマ。
実際に“危険度がもっとも高い山”とされる劔岳に登り、約200日間にも及ぶ長期ロケを敢行した木村監督は「スタッフたちには、最後まで撮り切ればすごいものになると言っていたが、最後までいけないんじゃないかと思ったこともあった」と振り返りながら、満員の観客を前に「今、山を登り降りてきた皆さん、我々は仲間です。本当に本当にありがとう」と、こみ上げる感情を抑えながら挨拶。
監督と苦楽を共にした浅野、香川らも一様に、「本当に過酷な撮影で、男として俳優として多くを学んだ。監督にはいろいろな話を聞いてもらって、本当に感謝しています」(浅野)、「(初日を迎え)とても神聖な気持ち。我々を見下ろしていた劔岳が、すぐ後ろで見守ってくれている気がする。“つらい時は登っている時、楽な時は下っている時”という監督の言葉は一生忘れられないと思う」(香川)と感無量の面持ちだった。
そんななか、紅一点の宮崎が木村監督の印象を「すごく優しくしてもらった。これからこの先も大作さんに気にしてもらえるような役者でありたい」と語ると、「大作さん」という響きに、鬼のような厳しさで知られる木村監督も「僕も男ですからクラクラッときます」と、この時ばかりは笑顔に。次第に鬼監督に戻り、「必ず(記事に)取り上げろよ、この野郎」と報道陣にはっぱをかけるなど、本来の監督らしさを見せて会場の笑いを誘っていた。
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