ショーン・ペンが家族休暇のため「三ばか大将」「カルテル」を降板
2009年6月18日 12:00
[映画.com ニュース] 米ハリウッド・レポーター誌によると、公開中の「ミルク」で2度目のオスカーを受賞した俳優ショーン・ペンが、主演予定だったアクションスリラー「カルテル」と3人組ドタバタコメディ「三ばか大将」を降板したことが分かった。
今年に入ってから、妻で女優のロビン・ライト・ペンと2度目の離婚を申請し、その数週間後に撤回するなど私生活のゴタゴタが報じられたペンは、しばらく仕事を休んで家族とのプライベートを優先させる意向を製作プロダクションに伝えたそうで、1年以上の長期休暇になるかもしれない模様だ。
「カルテル」は、メキシコの麻薬組織によって妻を惨殺された主人公が息子を守るために同地に向かうというスリラー。ペンの降板を受け、「カルテル」の製作プロダクションは代役をキャスティングして撮影を続行するようだが、撮影開始日はまだ明らかになっていない。
一方、ベニチオ・デル・トロとジム・キャリーとペンの3人によるスターキャスト主演で製作される予定だったリメイク版「三ばか大将」は、8月に撮影スタートし、2010年に全米公開されることがすでに決定している。長年この企画を温めてきたピーター&ボビー・ファレリー兄弟監督は、ペンの復帰を待てばスケジュールが遅れ、代役を探すとなればデル・トロ、キャリーの降板もあり得ると、厳しい選択を迫られそうだ。