“インドのオグシオ”は別名“踊る彫刻”!1人2役に挑戦したこの美女に注目
2009年5月29日 12:00
[映画.com ニュース] 元バドミントン選手で、その美貌が注目を集めたというから、さしずめ“インドのオグシオ”とでも言うべきか。
5月30日公開のインド映画「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」でヒロインを演じたディーピカー・パードゥコーンは、元バドミントン選手の人気モデルで、歌もダンスも得意なことから“踊る彫刻”との異名も取る逸材だ。
86年生まれの23歳、父親がバドミントン選手で自身も同じ道を歩み活躍していたが、美しい容姿が注目され、スーパーモデルに転身。175センチの長身を生かして数々のファッションショーに出演し、インド人としては初めてメイベリン・ニューヨークの世界キャンペーンにも起用された。07年に女優デビューし、今回が映画出演2作目となる。
「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」は、インドの首都デリーで働く料理人シドゥが、中国の英雄の生まれ変わりだと勘違いされたことから、中国の村人たちを救うためギャングと戦う羽目になるアクションアドベンチャー。インド映画特有の歌と踊りに加え、カンフーアクションも盛り込んだ153分の娯楽大作だ。
本作で1人2役に挑戦したディーピカーは、純情な娘サキ役で歌と踊りを披露し、その双子で魔性の女ミャオミャオ役では華麗なアクションを展開。配給のワーナー・ブラザース映画によれば、試写を見たマスコミ関係者からその存在感が圧倒的と賞され、来日を望む声も多いという。
インドといえば、“ボリウッド(Bollywood)”と通称されるほど、映画産業が盛んな国として知られる。インドを舞台にした映画「スラムドッグ$ミリオネア」が今年のオスカーを制し、同作に出演していたインド人俳優たちは続々ハリウッドへ進出。ハリウッドは今、インドに熱い視線を送っている。本作はハリウッドメジャーのワーナー・ブラザースがインドで製作したローカルプロダクション作品でもあることから、ディーピカーのハリウッド進出もそう遠くはないかもしれない。