ジョージ・オーウェル「カタロニア讃歌」をヒュー・ハドソンが映画化
2009年5月29日 12:00
[映画.com ニュース] ディストピア小説「1984年」などで知られる英国の作家ジョージ・オーウェルがスペイン内戦の体験を綴ったルポルタージュ「カタロニア讃歌」が、「炎のランナー」のヒュー・ハドソン監督の手で映画化されることになった。コリン・ファースとケビン・スペイシーの出演が予定されている。
「カタロニア讃歌」は、ファシズムの暗雲に覆われた1930年代のスペインを取材のために妻と共に訪れたオーウェルが、ファシズムに抵抗する労働者の革命の精神に魅せられ、義勇軍の兵士として自ら銃を取り内戦に参戦した記録。映画では、オーウェルと、カリスマ的指揮官ジョージズ・コップの交流が中心に描かれるという。
1984年に映画「1984」(マイケル・ラドフォード監督)をプロデュースしたアル・クラークが、フランスの名プロデューサー、アラン・サルド(「戦場のピアニスト」)、ブラジルのフェルナンド・メイレレス監督(「ブラインドネス」)と共に製作にあたる。