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竹中平蔵が「ハゲタカ」で緊急警告!「中国ファンドによる日本企業買収ある」

2009年5月25日 12:00

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異業種ながら話題が尽きない2人
異業種ながら話題が尽きない2人

[映画.com ニュース] 5月24日、有楽町・ニッポン放送で映画「ハゲタカ」緊急ティーチイン試写会が開催され、竹中平蔵元総務相とタレントの松村邦洋が出席。映画の見どころをはじめ、日本経済の抱える諸問題から、2人が大ファンだという阪神タイガースの低迷ぶりまでを語りあった。

本作は07年にNHKで放送された同名ドラマを映画化した作品。“ハゲカタ”の異名を持つファンドマネージャー鷲津(大森南朋)が、日本を代表する自動車メーカーの買収を目論む中国国家系ファンドと激しい攻防を繰り広げる。

映画が描く国境を越えた巨大買収劇に関して、竹中は「設定がとてもリアル。巨大な資金を持つ中国ファンドが日本の企業を買収することは十分にありえる」と経済のスペシャリストとして警告とも受け取れるコメント。作品の見どころについては「勝ち続けなくてはいけない男の物悲しさを感じた」と語る一方、劇中にいわゆる“小泉改革”に対する批判的な台詞が登場することにも触れ、当時、小泉元首相と共に改革を推し進めていた竹中は「涙なくしては見られなかった(笑)」と苦笑いを浮かべる一幕もあった。

一方、松村は05年、村上ファンドが阪神タイガースの親会社である阪神電気鉄道を買収しようとした出来事を「せっかくリーグ優勝して盛り上がっていたのに、欽ちゃんに似てる人(村上世氏)が出てきて、何してんだろって思った」と当時の複雑な心境を告白。しかし「僕が不幸な年は、阪神が優勝するんですよ。縁起的には今年は絶対優勝」と阪神が悲願の日本一を果たした1985年に高校を留年したこと、そして今年3月の東京マラソンで一時心肺停止になった出来事を挙げて、現在、低迷中の阪神タイガースにエールを送っていた。

ハゲタカ」は6月6日より公開。

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