タランティーノ監督&ブラピが新作引っさげ、カンヌで爆笑会見!
2009年5月22日 12:00

[映画.com ニュース] クエンティン・タランティーノ監督の新作「イングロリアス・バスターズ」が5月20日、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された。
同作の記者会見には同監督をはじめ、ブラッド・ピット、クリストフ・ワルツ、マイク・マイヤーズ、メラニー・ロラン、ダイアン・クルーガー、イーライ・ロスら国際色豊かなキャストが出席。タランティーノが「僕はアメリカという枠を超えて “プラネットアース(地球)”のために映画を作っているんだ」と発言して拍手を浴びると、終始なごやかで笑いがこぼれる会見となった。
アメリカ、ドイツ、フランスから集まったアンサンブルキャストについて、ピットが「ちゃんとドイツ人役をドイツ人俳優が、フランス人役をフランス人俳優が演じているのが素晴らしい。イギリス人だけはカナダ人俳優が演じているけれどね」とマイヤーズに向けジョークを飛ばすと、登壇者全員が「サウスパーク」よろしく、カナダをネタにジョークを連発。マイヤーズ自身もカナダ人記者からの英語の質問にフランス語の同時通訳機を“用意”して答えるノリの良さを見せた。
また、タランティーノが「たくさんの言語を天才的に操るハンス・ランダの役はこの映画の要だった。ぴったりの俳優が見つからなければ、映画を撮らないつもりだったよ。ワルツがオーディションに来て、本を読んで2シーン演じた時には『これで映画が作れる!』と叫んだよ」と、ドイツ語、フランス語、英語、イタリア語を巧みに操るナチの将校を演じたワルツを大絶賛すると、ワルツが壇上で立ち上がり、監督にキスを返す一幕もあった。
上映に先立つレッドカーペットには、タランティーノ監督が独仏の美人女優クルーガー&ロランを、ピットがアンジェリーナ・ジョリーをエスコートし、ドレスアップして華やかに登場した。
そのレッドカーペットで英インディペンデント紙の取材を受けたピットは、「クエンティンが去年の夏の終わりにやって来て、映画のバックストーリーの説明を受けたんだ。次の朝起きたら、床にワインの空瓶が5本も転がっていて、タバコの吸い殻もすごかったな。それから6週間後、軍服を着た僕はアルド・レイン中尉になった!」とキャスティングの秘話を明かした。
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