阿部サダヲ、“妻”鈴木京香からの再演ラブコールにデレデレ
2009年4月30日 12:00
[映画.com ニュース] 新堂冬樹のベストセラー小説「僕の行く道」を、「子ぎつねヘレン」の河野圭太監督が映画化した「ぼくとママの黄色い自転車」の完成披露試写会が、4月28日、東京・新宿バルト9にて開催され、主演の武井証(子役)、阿部サダヲ、鈴木京香が舞台挨拶を行った。
本作は、離れて暮らす母を訪ねるため自転車で500キロの旅に出た少年の姿を通し、親子の絆や人と人との触れ合いを描き出した感動作。
主人公の両親を演じたのは、正統派美人女優・鈴木と個性派俳優・阿部という異色の組み合わせ。鈴木が「『本当はもう少し若い奥さんの方が良かったんじゃないかしら?』と思いましたけど、阿部さんと夫婦役で楽しかった。またご一緒できればうれしいです」と阿部にラブコールを送ると、阿部は顔をニヤけさせつつ「よろしくお願いします」とデレデレ。「街を歩いていても『オマエとオマエか!?』っていうような(信じられない組み合わせの)カップルをよく見かける。だからこの組み合わせは、ある意味、リアルなのでは」と理論武装して笑わせた。
続いて武井が、「主人公は自分にはないものを持っていたので、演じているうちにどんどん楽しくなった」と、11歳とは思えない大人びた発言で観客を驚かせると、鈴木は「本当にしっかりしてて賢いですよね。すごく頑張り屋さんで、みんなが武井くんのために一生懸命やろうって思えた」と大絶賛。さらに、武井が「この映画を見た後に、親切な人や優しい人がいっぱいになるとうれしいです」とPRすると、阿部も「本当によいこと言いますよね!」と感心しきりだった。
「ぼくとママの黄色い自転車」は8月22日より新宿バルト9ほかにて全国公開。