杉本彩、エロス描写を監督に徹底指導!?「Blood ブラッド」初日舞台挨拶
2009年4月30日 12:00
[映画.com ニュース] 杉本彩が2人の男性から激しく愛されるバンパイアを熱演した話題作「Blood ブラッド」(下山天監督)の初日舞台挨拶が4月29日、東京・銀座の銀座シネパトスで行われ、主演の杉本をはじめ、共演の要潤、津田寛治、山口小夜、下山監督が登壇した。
本作は、迷宮入り寸前の殺人事件を捜査する刑事・星野(津田)が、妖艶なバンパイアの女性・美夜子(杉本)をめぐって謎の男(要)と血みどろの争いを繰り広げるエロティックなバンパイア映画。
今回、永遠の美貌と命を持つバンパイア役をなまめかしく熱演した杉本は、“お約束”通りに胸元が大きく開いたドレスを着て登場。役作りのこだわりについて、「中途半端に人間の感情を引きずりたくなかったので、演じる上で仮の姿である人間から獣(けもの)に変わる瞬間を大切にした」と妖艶な笑みをたたえてコメント。一方、下山監督は打ち合わせの段階から、杉本の魅力に引き込まれていたそうで、「エロス描写に関しては、彩さんから指導してもらいました。アイデアもたくさんいただき、こちらは“受け身”で撮影にのぞみました」と今でも恐縮しきりだった。
杉本はそんな濡れ場の撮影について、「(監督が)エロスに慣れてないとおっしゃっていたので……。でも、アクション撮影が素晴らしくって、私のベッドシーンもある意味、アクションに通じるものがあり、今までやらせていただいたどのラブシーンよりもスタイリッシュに仕上がって大満足です」と熟練したアクション演出を絶賛したが、要と津田の男性キャスト陣は激しいベッドシーンよりも、初挑戦となったワイヤーアクションに悪戦苦闘したと語り、「大人になって久々に半泣きした」(要)、「とにかく稽古、稽古の毎日だった」(津田)と舞台裏を明かしていた。