良き夫・中村雅俊が“妻”原田美枝子に感謝。「60歳のラブレター」完成披露
2009年3月25日 12:00

[映画.com ニュース] 夫婦が互いへの感謝の気持ちを綴った8万通を超える応募の中から名エピソードを選び映画化した「60歳のラブレター」(深川栄洋監督)の完成披露試写会が、3月24日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー2で行われ、出演の中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵、深川監督が舞台挨拶を行った。
本作は、異なる3組の夫婦やカップル、孝平とちひろ(中村、原田)、静夫と麗子(井上、戸田)、正彦と光江(イッセー、綾戸)の姿を通して、人生の喜びを描く。
中村は「美枝子ちゃんとは何度も夫婦役で共演していますが、浮気をする設定が多くて(笑)。今回も彼女の胸を借りるつもりで演じました。この場を借りてありがとう」と妻役の原田に感謝を述べ、原田も「映画の中の夫婦の時間と、17歳で雅俊さんと知り合ってからの人生の時間がだぶりました」と今回もすんなり“夫婦”になれたことを明かした。
旧知の仲という井上と戸田は「現場では歌ってばかりで芝居に関してはノープランでした」(戸田)と笑い合うなど息もぴったり。魚屋の夫婦を演じた綾戸とイッセーは、互いの名前を聞きオファーを即決したそうで、イッセーが「(綾戸は)とてもひたむき」とベタ褒めすれば、綾戸も「イッセーさんと共演と聞いて『台本通りじゃなくてもいけそうやな~』と(笑)。撮影は毎日楽しくて、ほんまに亭主みたいに思えた」と仲の良さを見せ付けた。

この6人を束ねた深川監督は32歳という団塊ジュニア世代。「みなさん、(僕が)生まれる前から第一線で活躍されている方たちで……」と切り出し、キャスト陣が苦笑いする中、「それぞれ持っている輝きが違うので、どう磨いたらその一瞬が撮れるのかにこだわりました」と見どころを語った。
最後に、実生活で女優の五十嵐淳子を妻にもつ中村は、夫婦円満の秘訣について「自分の場合は“相性”がよく、『この人で良かった』と思える瞬間が人生の節々にあった。秘訣というものはなく、自分たちなりのルールを作ればきっとうまくいくはず」と良き夫としての顔をのぞかせた。
「60歳のラブレター」は5月16日より公開。
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