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「グーグーだって猫である」犬童監督、愛猫との生活が映画作りに生きる

2009年2月6日 12:00

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猫はもはや家族の一員
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[映画.com ニュース] 大島弓子の自伝的エッセイ漫画を、小泉今日子加瀬亮上野樹里ら豪華キャストで映画化した「グーグーだって猫である」のDVDが2月6日に発売される。同作は東京・吉祥寺を舞台に漫画家、麻子(小泉)が子猫のグーグーとの出会いを通して、新たな人生と向き合う姿を描いたさわやかな感動作。自身も猫を飼うようになり生活が変わったと語る犬童一心監督に話を聞いた。

「今飼ってるのは04年、『メゾン・ド・ヒミコ』を撮影していた御前崎(静岡県)でうちの奥さんが拾ったチャッピー、それと映画に登場したグーグーの息子。やっぱり家に帰って2人(匹)がいるとホッとできますね。会えない時は彼らのことをずっと考えているし」と語る犬童監督は、愛猫たちとの生活を通して、あることに気づいたそうだ。「動物っていうものが1匹1匹、まったく違った個性を持つ存在なんだと。ちゃんと考え、感じながら生きているんですね。動物を飼うまでは、そういうことが分かっていなかった」

猫好きは必見(もちろんそうでない人も)
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この発見は「グーグーだって猫である」を映画化する際にも大いに役立った。「この物語は猫がどうこうという話じゃないんですね、実は。麻子さんにとってグーグーは猫ではなく、あくまで個性を持った唯一の存在。その感覚は猫を飼っている僕にもよく分かります。うちのチャッピーも他の猫とは全然違う“個”なんですよ。それが分かると大島さんの原作もすごくよく理解できる」

DVDには初回限定特別版として、メイキングなど特典映像を満載したその名も「ニャンダフル・ディスク」が封入される。犬童監督も「いろんな猫のかわいい映像を集めたので、ぜひこちらも見てもらいたい」と監督としてDVDをアピールする以上に、1人の愛猫家として発売を楽しみにしている様子だ。現在は新作「ゼロの焦点」(松本清張原作)の撮影に追われる日々で、しばらくは愛するチャッピーたちに会えない日が続きそうと、少し悲しそうな表情を見せる犬童監督だった。

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