「ペネロペは本当に美しかったわ」。「エレジー」の女流監督が語る
2009年1月23日 12:00

[映画.com ニュース] アメリカ文学の巨匠フィリップ・ロスの短編小説「ダイング・アニマル」を原作に、ペネロペ・クルス&ベン・キングズレー主演で描く大人のラブストーリー「エレジー」。本作のメガホンを取ったスペイン人女流監督イザベル・コイシェ(「死ぬまでにしたい10のこと」)に話を聞いた。
奔放な恋愛を楽しむ初老の大学教授デビッド(キングズレー)は、ある日、自分の講義に遅れて入ってきたコンスエラ(クルス)に一目で魅了され、やがて男女の深い関係に。しかし、若く美しい30歳年下のコンスエラに対し、デビッドはこれまで感じたことのない嫉妬心で苦しみ出す。
あらかじめ主演が決まっていたクルスからの熱烈なラブコールを受けて監督を引き受けたというコイシェ監督は、「私たちは旧知の仲で、お互いにいつか一緒に映画を撮ろうと話していたけど、ペネロペ(・クルス)から『あなたが監督しないなら私も降りる』と言われた時はすごくプレッシャーを感じたわ」と当時の心境を語る。
クルス扮するコンスエラは、知的でありながら官能的な美しさを兼ね備えた女性で、それがかえってデビッドを苦しめる要因になる。そんな魅惑的なヒロインを作り上げた監督だが、特別な演出は何もしなかったと話し、「ペネロペの持つナチュラルな美しさをとらえたかったので、メイクは薄めにして、最後のシーンは完全にノーメイクで演じてもらった。けっして完璧な美ではないけど、カメラに映るペネロペは本当に美しかったわ」と、クルスの自然体の美しさを絶賛した。
コイシェ監督の次回作は、菊地凛子主演で東京を舞台に描く「Map of the Sounds of Tokyo(原題)」で、撮影の合間に行われたこの日のインタビューでは、「東京は大好きよ。電車に乗って銀座から下北沢に行くと、そこにはまったく違う街並みが広がっている。いろんな要素が混在している街よね」と東京の印象を語り、「凛子はいつも準備万端で(撮影に)来てくれるわ。今回の役は最初から彼女を想定して書いたのよ」と菊地との仕事について満足げに話してくれた。
「エレジー」は1月24日より公開。
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