歌手ホアキン・フェニックス始動。ケイシー・アフレックが音楽活動を映画化
2009年1月19日 12:00

[映画.com ニュース] 俳優業からの引退を表明した“歌手”ホアキン・フェニックス(34)が、すでにヒップホップ界のカリスマ、ショーン・“P・ディディ”・コムズを音楽プロデューサーに迎え、デビューアルバム完成に向けてレコーディングの真っ最中だという。
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(05)でアメリカの国民的カントリー歌手ジョニー・キャッシュを演じてアカデミー主演男優賞にもノミネートされたホアキンは、1月16日、ラスベガスのクラブで歌手として初めてのライブパフォーマンスを披露した。
米ハリウッド・レポーター誌によると、ホアキンの音楽活動をドキュメンタリー映画として映画化すると発表している、義理の弟ケイシー・アフレック(33)がその当日もメガホンを取って収録にあたっていたという。
言うまでもなくホアキンは故リバー・フェニックスの実弟で、ケイシーもベン・アフレックの実弟。ケイシーは長年の恋人だったホアキンの実妹サマー・フェニックスと06年に結婚している。ホアキン、サマー、ケイシーの3人は、ガス・バン・サント監督の95年の作品「誘う女」で共演した仲だ。
ホアキンの歌手としての実力は、“口パク”なしで収録した映画「ウォーク・ザ・ライン」のテーマソングで、05年グラミー賞の最優秀コンピレーション映画サウンドトラックアルバム賞を受賞している(妻ジューン・カーター役のリース・ウィザースプーンも自分の声で歌った)。ホアキン最後の俳優作品は、グウィネス・パルトロウ共演のロマンスドラマ「トゥー・ラバーズ」(ジェームズ・グレイ監督、2月13日全米公開)。
ケイシーにとってこれが初監督作。兄ベン・アフレックも、ケイシーが主演したサスペンス「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(07)で長編監督デビューを飾っており、高い評価を受けている。

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