「ヘアスプレー」の監督が、60年代のロック・ミュージカルをリメイク
2009年1月7日 12:00
[映画.com ニュース] 「ヘアスプレー」を大ヒットさせ、2010年夏の完成を目指して続編「ヘアスプレー2」の製作準備中のアダム・シャンクマン監督が、もう一つのロックンロール・ミュージカルをコロンビア・ピクチャーズで映画化することになった。
それは、1960~62年にかけてブロードウェイで公演され、ジョージ・シドニー監督によって63年に映画化された青春ミュージカル「バイ・バイ・バーディ」のリメイク(95年にTV映画化も)。オリジナル版は「ヘアー」や「グリース」などロック・ミュージカルの先駆けとなった作品で、ジャネット・リー、ディック・バン・ダイク、アン=マーグレットらが出演した。
物語は58年のエルビス・プレスリーの米陸軍入隊騒動がモチーフ。人気絶頂の歌手コンラッド・バーディが陸軍に召集され、ファン注目の人気番組「エド・サリバン・ショー」にてお別れ番組が組まれ、ファン代表のひとりの少女に彼が最後のキスをプレゼントするのだが少女のボーイフレンドに殴られて……という底抜けに楽しいミュージカル。
同企画の製作時期は未定だが、米ハリウッド・レポーター誌によると、シャンクマン監督は、「ジャーヘッド」「SAYURI」を製作した製作プロ、レッドワゴンのダグラス・ウィック&ルーシー・フィッシャーと共にプロデューサーも務める。「ワン・ボーイ」「ワン・ラスト・キス」「バイ・バイ・バーディ」などのヒットナンバーを、同監督がどんな風に料理するのか楽しみだ。