デル・トロ&ソダーバーグ、入魂の2部作「チェ」で来日。猪木も登場!
2008年12月17日 12:00

[映画.com ニュース] 1959年のキューバ革命を成功に導いた20世紀最大のカリスマの一人、エルネスト・“チェ”・ゲバラの人生を2部構成で描いた映画「チェ/28歳の革命」「チェ/39歳 別れの手紙」のジャパンプレミアが、12月16日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、主演のベニチオ・デル・トロとスティーブン・ソダーバーグ監督が出席した。
「21グラム」以来、4年半ぶりの来日となったデル・トロは、20世紀の英雄ゲバラを演じた感想を聞かれると「ありとあらゆることを気にして撮影に臨んだ。とても難しい役で、俳優だったら誰もが演じたいと思う役でもある。だが撮影のある時点で、チェ本人になりきること、つまりはチェの動作を真似ることは止めたんだ。そして各シーンで、自分が必要とされていることを理解し、演技をすることに集中したんだ。あとは監督のスティーブンに任せたよ」と笑顔で振り返った。
そのソダーバーグ監督は、「KAFKA/迷宮の悪夢」以来15年ぶりの来日。実に7年もの歳月をかけて完成させた本作について「史実を忠実に再現するために、リサーチにかなり長い時間をかけた。チェを個人的に知っていた人間たちからも長い時間をかけて話を聞いたし、チェ本人が書いた手紙や日記もたくさんあったので、それらを時間をかけてじっくり読んだ」と説明した。

舞台挨拶にはゲストとして、キューバ共和国カストロ前議長と親交があるというアントニオ猪木と、デル・トロ&ソダーバーグ映画の大ファンというモデルの道端ジェシカが登場。ゲバラを意識した軍服&ベレー帽姿の猪木は「元気ですか! 元気があれば革命も起こせる」「1、2、3、チェー!」など、お約束の言葉で会場を沸かせていた。
「チェ/28歳の革命」は09年1月10日より、「チェ/39歳 別れの手紙」は1月31日より、日劇3ほかにて全国ロードショー。
フォトギャラリー
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント