チャン・ツィイーが男役に?「花の生涯/梅蘭芳」北京プレミア
2008年12月4日 12:00

[映画.com ニュース] 93年度カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「さらば、わが愛/覇王別姫」のチェン・カイコー監督が、15年ぶりに再び京劇の世界を描く「花の生涯/梅蘭芳」の会見とプレミアが、12月2日、北京にて行われ、カイコー監督と出演陣が参加した。
本作は、中国で最高の女形として語り継がれる京劇俳優、梅蘭芳(メイランファン)の壮絶な生涯に迫るドラマで、中国本国では、現在、日本でも大ヒット中の「レッドクリフ Part I」と並ぶ1550館で公開される話題作。主役の梅蘭芳に「セブンソード」のレオン・ライ、彼の愛人であり、男形を演じる女優役でチャン・ツィイー、そして、梅蘭芳の人生を大きく変えた日本人将校役で、日本から安藤政信が参加している。
会見では、「この映画で最も感動的なのは、一つの国がいろいろな問題に直面した時、皆でそれに立ち向かって行くところです」(カイコー監督)、「梅蘭芳は、とても穏やかな心でさまざまなことに対峙した人。それが彼の情熱の形だと思います」(ライ)、「今回の役をとても愛してしまった。演じている間はとても美しい時間で、こんなに素晴らしい人物に出会えるチャンスをくれたカイコー監督に本当に感謝しています」(ツィイー)と、それぞれ作品の魅力をアピールした。
「花の生涯/梅蘭芳」は、3月7日より新宿ピカデリー他全国順次ロードショー。
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