中居正広、「嘘偽りなく胸を張れる」とPR。「私は貝になりたい」完成披露
2008年10月28日 12:00
[映画.com ニュース] 今もなお語り継がれる昭和の時代の名作ドラマを、SMAPの中居正広主演で映画化した「私は貝になりたい」が完成。10月27日、東京・水道橋のJCBホールにて完成会見が行われ、主演の中居ほか、仲間由紀恵、柴本幸、笑福亭鶴瓶、石坂浩二、福澤克雄監督、脚本家の橋本忍が挨拶した。
本作は、赤紙により召集された理髪店主人・清水豊松(中居)が戦時中に米兵捕虜を処刑しようとした罪(実際には腕をケガさせただけ)で、戦後の軍事裁判で死刑に処されるという悲劇。1958年にフランキー堺主演でドラマ化、59年に同じくフランキー堺主演で映画化、94年に所ジョージ主演でドラマ化。故・黒澤明監督との名コンビで知られる橋本忍の傑作脚本だ。
絶食までして体重を絞り、徹底した役作りを行った中居は、「これまでタレントさんが映画をPRする姿を見て、『本当に心からそう思っているのかな?』と思っていたが、この作品は嘘偽りなく胸を張ってお届けできる」と、力強くアピール。「戦争の経験はないが、今の時代はいろいろなことが便利になって豊かになった分、横着になり、人を思いやる気持ちが貧しくなっている。戦時中の方が、恵まれた環境ではないが、気持ちの面では豊かだったように思う。目の前にある感謝の気持ちを感じてほしい」と、熱弁をふるった。
そんな中居を、脚本家の橋本は、「最後のシークエンスでより良くなる。稀に見る追い込み型の俳優」と大絶賛。ほかにも、福澤監督のことを「初めての映画で危惧していたが、素晴らしく画期的な作品に仕上がった。黒澤さんを継承するのは福澤くんだ」、そして仲間のことを「綺麗すぎると思っていたが、すっかり散髪屋のおかみさんになっていた。昭和を演じられるのはこの人だけ」と手放しで褒めちぎり、太鼓判を押した。
「私は貝になりたい」は11月22日より全国公開。
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