ミシェル・ゴンドリー、“手作り感”のある最新作「僕らのミライへ逆回転」
2008年10月9日 12:00

[映画.com ニュース] 「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー監督が、「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックを主演に迎えた最新作「僕らのミライへ逆回転」(10月11日公開)について語った。
いまだにVHSしか置いていない街角のおんぼろレンタルビデオ店に、発電所に忍び込んだせいで全身に強力な磁気を帯びたジェリー(ジャック・ブラック)がやってきて、店内のテープは全ておシャカ。困ったジェリーと店員のマイク(モス・デフ)は、「ゴーストバスターズ」「ロボコップ」「ラッシュアワー2」といった人気ハリウッド映画を自分たちで勝手に次々と“リメイク”してしまう。
ボール紙や身近な道具だけで作ったジェリーたちの安っぽいリメイク版は、たちまち街の評判に。その様子は、まるでリメイク作を濫造するハリウッドに対する痛烈な皮肉のようだ。「自分たちで勝手に作ったほうが面白いぞ」とでも言わんばかりに。
「当然、皮肉にもなっていると思う。ハリウッドのリメイクや続編企画は、どんどんお金をかけるようになっているけど、逆にメチャクチャ安くやったらどうなるだろうってね。でも、それ以上にこの映画に込めたのは、“手作り”ということへの愛情だよ。今回のようなリメイクはしたことないけど、僕自身、これまで手をかけて映画作りをしてきたから、手作り感のある映画をやりたかったんだ」
嬉々として映画作りに励むジェリー役のブラックが見ていて楽しい。監督自身とブラックに共通するのは、好きなものに対してまっすぐな、少年のような心を持っているところだと思うが?
「ジェリーは“自分のやっていることが正しい!”と思っている役なので、それは僕と共通しているし、ジャック自身にもあてはまる点じゃないかな。自分が作っているものが他とはちょっと違っても、それを信じ込んでいる。あまり問題を意識しないで、なんとか解決してしまおうというところ。ジャックはとてもファニーな人だよ。おっしゃる通り、少年の心を持っている点もこの役には大事だった。そうした彼のエネルギーが映画を盛り上げてくれると思ったから。それはコメディにとって重要なことだからね」
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ