クリント・イーストウッド、共和党副大統領候補の要請を断る!
2008年10月8日 12:00
[映画.com ニュース] 11月4日行われるアメリカ大統領選で、共和党のジョン・マケイン候補がサラ・ペイリン(アラスカ州知事)を副大統領候補に指名する前に、俳優クリント・イーストウッドに要請するつもりだったことが分かった。
イーストウッドは、政治の世界に興味がないことを理由に、大統領選を一緒に戦えない、とマケイン候補に断ったようだ。今年78歳になったイーストウッドは20年前の86~88年、カリフォルニア州カーメルの市長を歴任。51年より共和党を支持している。彼は、副大統領が“最も魅力的でない仕事”と主張。共和党のマケイン候補本人に要請しないようピシャリと断ったそうだ。
イーストウッドは米ピープル誌に対し、「私はある政治集会にいて、そこには政党員がたくさん集まっていた。マケインもいて、挨拶にやって来たんで、私は言った。『いいかい、何も聞くな。私はあなたの副大統領にはならん。候補者名簿の一番上にないと気が済まなくなるんだ(笑)』」と振り返った。「たいていの場合、(クリントン政権での副大統領)アル・ゴアを考えても、副大統領はちっぽけな存在だ。あれは最も魅力的でない仕事だと思う」
一方でイーストウッドは本業の映画監督として、自ら主演する「グラントリノ」(12月25日全米公開、日本では09年公開)のほか、アンジェリーナ・ジョリー主演の「チェンジリング」(10月24日全米公開、日本では09年公開)も控える。
また、同誌に対し、ジョリーとペイリン副大統領候補についてぜんぜんタイプは違うと前置きしながらも「大多数の人々を畏怖させるスターの資質がある」と共通点を指摘。ジョリーの才能を讃え、「地球上で最もゴージャスな顔を持った女優」とまで言及した。