吉永小百合、「まぼろしの邪馬台国」キャンペーンカー出発式に参加
2008年9月19日 12:00
[映画.com ニュース] 昭和40年代に日本に邪馬台国ブームを巻き起こした全盲の文学者・宮崎康平と妻・和子の夫婦愛を描いた「まぼろしの邪馬台国」。9月18日、東京・六本木の国立新美術館にて、同作のキャンペーンカー“まぼたい号”の出発式が行われ、主演の吉永小百合、竹中直人、柳原可奈子、堤幸彦監督が出席した。
高さ4.4メートル、長さ10メートルの真っ赤な2階建てロンドンバスを改造した“まぼたい号”は、映画のスチル写真や小道具、吉永小百合のブロマイドなど、この車内でしか見ることのできない貴重な資料を満載し、45日間で全国20カ所を行脚する。自身も全国23カ所でのキャンペーンを予定している吉永は、「私たちもまぼたい号に負けないように一生懸命宣伝活動をしたいです」と意気込みを語った。
本作で、破天荒で変わり者の夫を支え続ける和子を演じた吉永は「和子さんは亭主関白のご主人にただついて行っただけではなく、『一緒に邪馬台国を探しましょう』と家にいた夫を外に連れ出し、リードした人。彼女の力強さみたいなものを出せたらと思って演じました」と自身の役を分析。一方、劇中では全盲という設定のため、妻役の吉永にずっと手を引いてもらっていたという竹中は、「吉永さんの手の温もりは言葉では言い表わせないくらいでした。永遠にこの時間が続いて欲しかった」と憧れの大女優と夫婦役で共演できた喜びを打ち明けた。
また、本作でスクリーンデビューを果たした柳原は、持ちネタのショップ店員口調で「まぼたい号って~、すごいパキッとした赤なんですね~。じゃんじゃん見ちゃってくださ~い」とPR。すると竹中は、会場と吉永の笑いを取った柳原に対抗したかったのか、突然、田中邦衛のモノマネを始めて爆笑を誘った。
「まぼろしの邪馬台国」は11月1日より全国ロードショー。
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