ウェス・アンダーソン監督、パトリス・ルコント監督作をリメイク
2008年9月17日 12:00

[映画.com ニュース] ウェス・アンダーソン監督が、06年のパトリス・ルコント監督・脚本のフランス製コメディ「ぼくの大切なともだち」をリメイクすることになり、ユニバーサル映画と、ブライアン・グレイザー率いるイマジン・エンターテインメントと契約を結んだ。
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」でアカデミー脚本賞候補にもなっているアンダーソン監督作品は前作「ダージリン急行」(07)までの全作品がオリジナル脚本だけに、これは異例のこと。同作の前に、童話作家ロアルド・ダール(「チャーリーとチョコレート工場」原作者)の有名な児童文学「すばらしき父さん狐」を脚色した、20世紀フォックスのアニメ作品「The Fantastic Mr. Fox」(声の出演ジョージ・クルーニー&ケイト・ブランシェット、09年公開)を映画化しているが、他人の監督作のリメイクも初めてとなる。
「ぼくの大切なともだち」は、ダニエル・オートゥイユ(「八日目」「メルシィ!人生」)主演のシニカルなハートウォーミングコメディ。自分の誕生パーティの参加者から口々に「親友がいない」と断言された中年の美術商(オートゥイユ)は10日間の親友探しの旅に出る。しかし自己中心主義の性格が災いし、ビジネスパートナーの誰からも相手にされないありさま。途方に暮れた彼は、たまたま出会ったタクシー運転手(ダニー・ブーン)に友達の作り方を請うが……。
アンダーソン監督作品と言えば、オーウェン・ウィルソンやビル・マーレイら常連俳優が出演することで有名だ。まだキャストは発表されていないが、キャラクター年齢からいってオートゥイユ役はマーレイ、ブーン役はウィルソンが適任だが、さて?
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