浅草寺に次郎長一家が参上!マキノ雅彦監督作「次郎長三国志」会見
2008年9月5日 12:00

[映画.com ニュース] 「寝ずの番」のマキノ雅彦(津川雅彦)監督が、叔父である巨匠マキノ雅弘監督の十八番だった「次郎長三国志」を中井貴一主演で映画化。9月4日、東京・浅草の浅草寺にて、中井貴一、鈴木京香、岸部一徳、温水洋一、近藤芳正、木下ほうか、山中聡、マキノ雅彦監督による完成会見が行われた。
駆け出しの侠客・次郎長(中井)は、新婚の妻・お蝶(鈴木)を置いて子分たちと渡世修行に出かける。旅を重ねるうちに、次郎長の男っぷりに惚れた者たちが次々に仲間に加わり、やがて駿河・遠江・三河の東海道の三国に、次郎長の名を轟かせるようになった。しかし、名を知られれば知られるほど敵も増え、次郎長たちは絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
夏着物に法被を羽織った“次郎長一家”の面々は、観光客や参拝客で賑わう仲見世を練り歩きながら登場し、まずは浅草寺で映画のヒット祈願を行った。そして五重塔前で行われた会見にも多くの見物客が集まり、マキノ監督は「『次郎長三国志』は『忠臣蔵』と同じぐらい日本人に馴染みの深い物語。若い人たちには『オーシャンズ11』より面白い話だと思ってもらえれば(笑)」と映画をアピールした。
俳優としても活躍するマキノ監督の演出法は、実際に役者の前で演じて“見せる”ものだったそうで、鈴木は「女性のしぐさまでお手本を見せてくださり、自分(の演技)が恥ずかしくなるほど、監督が演じたほうが色っぽかった」と、女性の役まで演じて見せた監督の演技力を絶賛した。
大政・小政・森の石松ら子分たちから慕われる次郎長親分を演じた中井には、記者から「日本の首相はパッとやめてしまうような人だが、次郎長だったらそんな人間をどう叱りつけるか?」と時事ネタを振られ、「映画でも、主役は脇役の人たちに主役にしてもらう。親分が大親分になるためには、子分たちの力で大親分にしてもらう。首相も同じで、首相1人の問題ではなくすべての国会議員に責任がある。“人間力”のある人が首相になり、その人を支える子分たちがちゃんといる、そんな国を作ってもらいたい」と中井が力強く語ると、見物客から大きな拍手が沸き起こっていた。
「次郎長三国志」は9月20日公開。
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