「タンタン」第1作はP・ジャクソン、第2作はS・スピルバーグが監督
2008年8月28日 12:00

[映画.com ニュース] ベルギーの漫画家エルジェの人気漫画「タンタンの冒険旅行」を3部作として実写映画化する「タンタン(Tintin)」のプロジェクトについて、スティーブン・スピルバーグ監督は今年5月のカンヌ国際映画祭で、「私が1作目、ピーター(・ジャクソン)が2作目、3作目はたぶん私たちが共同で監督することになるだろう」と語っていたが、どうやら第1作と第2作の監督の座を交代したようだ。
原作者エルジェのスタジオの広報がこのほど、米ハリウッド・レポーター誌に対して「スティーブン・スピルバーグの代わりに、ピーター・ジャクソンが映画『タンタン』の第1作を監督する」と認めた。
ジャクソンは現在、J・R・R・トールキン原作を映画化する「ホビット」の脚本をギレルモ・デル・トロ監督と執筆中。同作の撮影は2010年スタートのため、「タンタン」に早く着手できる。一方のスピルバーグ監督は、「タンタン」第2作を映画化するまでに、現在製作準備中のリンカーン米大統領の伝記映画を完成させる。というように、両者の思惑が一致したのがその原因のようだ。
映画「タンタン」の主人公は10代の記者兼探偵タンタンとその愛犬スノーウィ。第1作の原作は「なぞのユニコーン号」「レッド・ラッカムの宝」で、英TVシリーズ「ドクター・フー」の脚本家スティーブン・モファットが3部作の脚本すべてを執筆。タンタン役はトーマス・ザングスター(「ラブ・アクチュアリー」「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」)で、ハドック船長はアンディ・サーキス(「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」)。
映画はアニメと実写の合成で、ロバート・ゼメキス監督作「ベオウルフ/呪われし勇者」に似た技術で、俳優たちの実写での演技を“パフォーマンス・キャプチャー”によりアニメに取り込んだもの。3D合成は、ニュージーランドのWETAスタジオにて行われる。
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