心霊スポット?恐さ満点の古びた倉庫で「シャッター」ジャパンプレミア
2008年8月13日 12:00

[映画.com ニュース] 04年にタイで製作された「心霊写真」をベースに、「感染」「催眠」の落合正幸監督がハリウッドでリメイクした「シャッター」。8月12日、本作のジャパンプレミア試写会が新木場倉庫街の特設会場にて開催され、劇中で謎の女“めぐみ”に扮してハリウッドデビューを果たした奥菜恵、落合監督、一瀬隆重プロデューサーが舞台挨拶を行った。
カメラマンのベン(ジョシュア・ジャクソン)は、新妻のジェーン(レイチェル・テイラー)とともに仕事とハネムーンを兼ねて日本へ出発する。2人は旅先で夜の山道を運転中に誤って女性(奥菜恵)を轢いてしまうが、轢いたはずの女性は忽然と姿を消していた。この事故以来、彼らは奇妙な現象に見舞われるようになる……。
この日の会場となった倉庫は、劇中でベンとジェーンが暮らす写真スタジオ付きのロフトに似ていることから選ばれたとあって、薄暗い場内は上映前から雰囲気満点。「会場は暑いけど映画を見れば涼しくなると思います」と観客に挨拶した一瀬プロデューサーに続き、アメリカ人夫婦を恐怖に陥れる女・めぐみを演じた奥菜も「撮影中もこういう雰囲気で、私が柱の影にボーっと立ってたりしたので、この映画を見るのに最適な場所」と作品内容にマッチした会場に満足げな様子。
映画は“心霊写真”をテーマに作られているが、まずはアメリカ人に心霊写真の恐怖を理解してもらう必要があったと話す落合監督は、「アメリカで描かれる幽霊はポルターガイストのように攻撃してくるものが多い。この映画では、ただ恨めしくそこに存在するという怖さを描いている」と日米の恐怖の概念の違いについても語った。
「シャッター」は9月6日より全国ロードショー。
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