感染

劇場公開日:

解説

深夜の病院を舞台に、謎のウイルスが巻き起こす事件を描いたホラー。監督は「世にも奇妙な物語 映画の特別篇 雪山」の落合正幸。脚本は、君塚良一による原案を基に落合監督自身が執筆。撮影を「ナースのお仕事 ザ・ムービー」の増井初明が担当している。主演は「ROCKERS」の佐藤浩市。尚、本作は映画プロデューサー・一瀬隆重が立ち上げたホラー映画のレーヴェル『J・ホラー・シアター』の第1弾作品として製作され、「予言」と同時公開された。

2004年製作/99分/日本
配給:東宝

ストーリー

経営危機に瀕した“中央病院”で、深夜、医療ミスによる死亡事故が発生した。担当の外科医・秋葉医師は、内科の魚住医師の提案で看護婦らと共に隠蔽工作を画策する。そんな中、内臓が溶け出すと言う奇怪な症状の急患が運ばれて来た。どうやら、未知のウイルスに冒されているらしい。現状では自分たちの手に負えないと判断した秋葉は、受け入れを拒否。ところが、研究欲に駆られた赤井医師によって、患者は院内に運び入れられてしまう。果たして、ウイルスは接触した看護婦らに感染し、次々に命を奪っていった。だが、全ては医療ミスを犯した秋葉の心を侵蝕した“罪の意識”と言うウイルスが見せた妄想による彼の凶行だったのである。事件は、翌朝出勤して来た中園医師によって発見された。しかし、その中園もまたウイルスに感染してしまう……。

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オソレゾーン

映画レビュー

3.0どういう方向へ行くのか

2022年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。
病院内でパンデミック発生? と思ったら…。中々どの方向へ行くのか見極められず一筋縄ではいかないお話。それを良しとするかどうか。

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なお

3.5塩化カルシウムと塩化カリウム

2021年10月20日
iPhoneアプリから投稿

ホラー映画らしくて面白かったのだけれど、最後はなんじゃい!という終わり方だった。
縫合したくてたまらない奴とかいらなかったんじゃないか。余計な要素が多い。
終盤は幽霊やら暗示やらぐちゃぐちゃになっていった。
隠蔽体質に言及したようなストーリーにして心の感染とかにしようとしたのか、脳で作られた事象の話にもっていこうとしたのか、全体的にとっちらかった印象。
ホラー作品的には充分面白い。

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collectible

4.0とても良い映画

2019年12月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

佐野史郎が登場するまでは、リアリティに欠ける医療現場の舞台劇でも見せられてるのかと思い、「失敗した!」と思いましたが、…いやいや、中盤から後半にかけてが、なかなかのホラー(笑)

これは当たり!です(笑)

みんな演技派の俳優さんで、最後まで惹きつけられました。オススメ!

*『怪奇大作戦』(古ッ!笑)とかに通じるテイストですなぁ…。

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stoneage

3.0医療問題

2019年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 前半は別の意味で面白かった。様々な医療問題をこれでもか、これでもかと、ごった煮状態にして風刺している内容なのだ。中央病院という名からして、公立病院。予算の無駄遣いのせいか改装工事や備品購入も中途半端で、給料未払い問題まで発生する。看護師の大量退職により忙しさは頂点に達し、寝不足状態の医師・看護師スタッフ。医療ミスも当然起こるし、医療のモラルの問題までも提示している。その上、医療事故を隠匿しようとする不穏な動きも・・・前半だけ観ると、まるで社会派映画みたいな仕上がりですよ・・・と、ホラー映画だということを忘れてしまうほどだった。

 しかし、後半に入ってからは失速感が漂っています。溶ける内蔵という設定も面白いのであるが、如何せん映像が着いていかない。ホラーというよりはサイコなジャンルになるので、感染の怖さというより、心の奥に潜む本性が怖いのだ。キツネの面の少年や見舞い客など、生かしきれていないところがもったいない。赤いリンゴの伏線などは見事だし、意識に感染するというコピーもいいのになぁ・・・実に惜しい。

最も惜しいのは、最も変態チックなモロ師岡の使い方かもしれない。

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kossy
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