「嫌われ松子」の中島監督、今度はファンタジー。「パコと魔法の絵本」
2008年7月30日 12:00

[映画.com ニュース] 「下妻物語」「嫌われ松子の一生」で日本中の映画賞を総なめにした中島哲也監督が映画化した「パコと魔法の絵本」の完成披露記者会見が、7月29日、東京・有楽町の国際フォーラムにて行われた。会見には、主演の役所広司、アヤカ・ウィルソン(子役)、妻夫木聡、土屋アンナ、中島監督らが出席した。
原作は04年に全国8都市で公演され、伊藤英明・長谷川京子のW主演で話題となった舞台「MIDSUMMER CAROL/ガマ王子vsザリガニ魔人」。この作品を、日本の劇場長編映画としては初めて3DのフルCGと実写を合成させ、ワガママ放題生きてきたクソジジイ・大貫(役所)と交通事故の後遺症で一日しか記憶の持たない少女・パコ(ウィルソン)との交流を温かくユーモラスに描く。
主役を演じた役所は、「文句なく面白い映画。メイクや扮装は時間がかかり、朝が早かったです」とコメント。妻夫木は「東宝スタジオの食堂に映画のメイクをしたまま行くと、知り合いに会っても見事に無視されるんです。気付かれないくらい変貌してたんですね(笑)」と、特殊メイクの見事さを語った。また、本作が映画デビューとなる子役のウィルソンは「初めてのことばかりで大変でした。でも、撮影の待ち時間には出演者の皆さんと絵でシリトリをして、とっても楽しかったです」とキュートな笑顔をふりまき、報道陣を魅了していた。
中島監督と言えば、「嫌われ松子の一生」で主演の中谷美紀をしごき抜いたことでも知られる通り、鬼監督としても有名。本作で3本目の中島作品出演となる土屋は、今回の現場での監督について「優しかったですよ。ちょっと口は悪いんだけどね!」と明かした。
会見後は、舞台上に世界最大の飛び出す絵本が登場。劇中に出てくる絵本を模したもので、これまでに製作された世界一大きな絵本ということで、ギネスブックに申請中のようだ。
「パコと魔法の絵本」は、9月13日より全国公開。
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