ピクサー「WALL・E」がアカデミー作品賞キャンペーンを開始!?
2008年6月30日 12:00
[映画.com ニュース] 作品を発表するごとに“これまでのピクサー最高傑作”と大絶賛されてきたピクサーのアニメ作品だが、今年の新作「WALL・E/ウォーリー」がまたもや“最高傑作”との評価を得ている。米映画レビューサイトRotten Tomatoesでは96%、同Metacritic.comでは93ポイントの絶大な評価(両サイトとも満点は100)を得ており、早くも「アカデミー長編アニメーション賞受賞は確実」「アカデミー作品賞ノミネートも期待できる」という声まで出てきている。
過去に作品賞にノミネートされたアニメ映画はディズニーの「美女と野獣」(91)1作品のみ。ディズニーに代わる“アニメ帝国”となっているピクサー作品はまだ1度もノミネートされていない。また、01年に長編アニメーション賞が設立されて以来、アニメ映画の作品賞ノミネートはより狭き門となった。
だが、「WALL・E」は過去のピクサー作品の中で最もオスカーに近い作品だと目されている。米シカゴ・トリビューン紙の映画評論家マイケル・フィリップスが「今年最高のSF映画、今年最高のロマンス映画、そして今年最高のアメリカ映画」と絶賛すれば、業界誌ハリウッド・レポーターはアカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされたスピルバーグ監督の82年のSF映画の傑作を引き合いに出して「現代の『E.T.』」とまで断言。こうした各方面の賛辞の嵐に、米ニューヨーク誌はWALL・Eがオスカーを持った写真を掲載し、「『WALL・E』作品賞キャンペーンをスタートさせよ!」という記事を掲載し後押ししている。
6月27日に全米公開された「WALL・E」はオープニング3日間で6250万ドル(約66.3億円)の興収を記録するロケットスタートを切った。ピクサー作品としては「トイ・ストーリー」「Mr.インクレディブル」に次ぐ3位の記録だった。
今年のアカデミー作品賞戦線では、クリント・イーストウッド監督作「ザ・チェンジリング(The Changeling)」、ロン・ハワード監督作「フロスト/ニクソン(Frost/Nixon)」、サム・メンデス監督作「レボリューショナリー・ロード(Revolutionary Road)」といった実写作品の強力なライバルが控えるが、「WALL・E」旋風がこのまま吹き荒れれば、作品賞ノミネートもそう難しいことでもないだろう。
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