ジェームズ・ボンド新作のスーツ仕立ては、トム・フォード!
2008年6月27日 12:00
[映画.com ニュース] ジェームズ・ボンドと言えば、ここ5作品のスーツは伊ブリオーニ社製だったが、新作「007/慰めの報酬」のテーラードスーツは全て、ファッションデザイナーのトム・フォードが仕立てたようだ。メンズ・ファッション・ウィークが行われているミラノで、フォード自身が正式に認めた。
グッチやイヴ・サン=ローランのクリエイティブディレクターを務めたフォードは、05年にトム・フォード社を設立。ブラッド・ピットらが愛用する、1着5000ドルは下らない超高級スーツを世に送り出してきた。
フォードは「慰めの報酬」で、衣装デザイナーのルイーズ・フログリーとともに、特注のスーツ、シャツ、ニットウェア、ネクタイ、そしてボンドの代名詞とも言えるネイビーブルーのタキシードを作ったという。
「11回コスチュームチェンジするから、420アイテム作ったよ。それぞれのシーン毎に3着のスーツを作った。血まみれになったり、爆破されてプールに吹き飛ばされたりするからね。また、スタントマン用も用意しなければならなかった」
ボンドを演じたダニエル・クレイグについても、「彼はショーン・コネリー以来、最高のボンドだよ。彼はすごく上品に着こなすし、彼が着るととてもパワフルに見えるんだ」と大絶賛している。