ジョン・ウー監督の超大作「レッドクリフ」、カンヌでフッテージ上映!
2008年5月21日 12:00

[映画.com ニュース] 「フェイス/オフ」「M:I-2」のジョン・ウー監督が、ゲーム「三国志」(コーエー)でもおなじみの、中国の古典「三国志演義」の中でも有名な「赤壁の戦い」を壮大なスケールで映画化する「レッドクリフ」。天下統一の野望に燃え、80万の大軍を率いて攻め立てる曹操軍に対し、孫権軍の軍師・周瑜と劉備軍の天才軍師・諸葛亮は連合軍を結成し、わずか6万の兵力で立ち向かうというストーリーで、そのハイライトの海上戦を収めた10分間のフッテージ映像が5月19日(仏時間)、フランスで開催中の第61回カンヌ国際映画祭で上映され、カンヌ市内のカールトンホテルで、ウー監督ほかトニー・レオンら主要キャストが会見した。
「レッドクリフ」は、ジョン・ウー監督指揮のもと、香港出身のトニー・レオン(呉の軍師・周瑜役)ほか、中国を代表する男優チャン・フォンイー(魏王・曹操役)や女優ビッキー・チャオ(孫権の妹、孫尚香役)、台湾の若手実力派チャン・チェン(呉王・孫権役)、人気歌手リン・チーリン(周瑜の妻・小喬役)、海外作品への参加経験も豊富な日本の金城武(蜀の軍師・諸葛亮役)、中村獅童(呉の武将・甘寧をモデルとした甘興役)らが集結するアジアの巨大プロジェクトで、中国本土では7月10日に中国史上最大規模で公開される。
しかし、その中国では四川省で12日に発生した大地震による惨劇が記憶に新しく、会見に登壇した監督は「この作品では、絆や団結力、友情を描きたかった。今回の地震のようなピンチだからこそ、中国人の団結力が試されるのです。まさに『レッドクリフ』で伝えたかったことです。今までは、殺し合い傷つけ合う作品が多かったが、今回は人としてのつながりがメインです」と地震に触れながらコメント。周瑜を演じた主演トニー・レオンも「地震のことを聞いて心が苦しかった。出来るだけサポートしたい」と哀悼の意を表した。
また、祝祭音楽劇「トゥーランドット」出演のため同映画祭に参加出来なかった中村獅童からは、「今回、カンヌ映画祭に参加する事が出来ず、とても残念です。ロケ地の河北省の草原を馬で疾走した時、自分に与えられた運命の壁を乗り越え、どこまでも走り続けたいと思った瞬間を懐かしく思い出しております」とコメントが寄せられた。
さらに、その日、同作の主題歌が、日本のエイベックスに所属する四川省出身の中国人歌手alanが歌う「心・戦/RED CLIFF」(作曲・岩代太郎)に決まったことも発表された。
「レッドクリフ」は10月日本公開の予定。
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