「軍鶏 Shamo」のショーン・ユー、魔裟斗のパンチを食らって失神も!?
2008年5月7日 12:00

[映画.com ニュース] 90年代後半、日本のみならずアジアやヨーロッパで絶賛された橋本以蔵の人気コミックの映画化「軍鶏 Shamo」(公開中)の舞台挨拶が5月5日、東京・新宿トーアで行われ、香港から駆けつけた主演のショーン・ユー、共演の魔裟斗(K-1ファイター)、原作者で自ら脚本も手がけた橋本以蔵が登壇した。
本作は両親を惨殺して少年院送りとなった貧弱な青年、成嶋亮(ショーン・ユー)が、伝説の空手家と出会い、凶暴な“軍鶏”へと変貌を遂げるバイオレンスアクション。
「インファナル・アフェア」シリーズで人気が爆発。ジョシュ・ハートネット&木村拓哉&イ・ビョンホンと共演する話題の新作「I Come with the Rain」(トラン・アン・ユン監督)の公開も控える、香港映画界を代表する若手ナンバーワン・スター、ショーンの登場に、客席からは黄色い歓声が飛んだ。
ショーンは撮影中一番辛かったこととして、本作でも総合格闘技界最強の男を演じた魔裟斗と実際に拳を交えたシーンを挙げ、「魔裟斗のパンチが当たってゆっくりと倒れ込むシーンで、監督からは『素晴らしい演技だよ』と褒められたんですが、ホントに気を失って30分くらい動けなかった。とにかく重いパンチでした」と現役格闘家の真剣パワーに仰天してみせた。
一方の魔裟斗も、「本当の闘いを知っているだけに、パンチや蹴りを“演じる”ことにジレンマもあった」と現役ならではのシビアな本音を明かしつつ、最後に「今年の目標はチャンピオンになります」と宣言。さらに、「僕自身も原作の大ファンで、主人公のモデルは絶対俺だと思っていた。橋本先生に聞いたら、本当に若い頃の俺をモデルにしていたみたいで。でも今回、主人公以外の役をオファーされた時は、俺も歳とっちゃったなと思いましたね(笑)」と申し添えて、会場を爆笑に包んだ。
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