「踊る3」がいよいよ製作開始!?“リアル湾岸署”誕生にあわせ
2008年4月1日 12:00
[映画.com ニュース] ついに、青島刑事が帰ってくる!?
3月31日、「踊る大捜査線」プロデューサーの亀山千広と、青島刑事役でおなじみ主演の織田裕二が、「踊る大捜査線 THE MOVIE3」の製作に向けて動き出したと、同作の公式サイトで発表した。
これは同日、東京・お台場地区に新たに誕生した警察署「東京湾岸署」の業務開始を祝して行われた開署式に、「『湾岸署』刑事課強行犯係 巡査部長 青島俊作こと、俳優 織田裕二」として、次のような祝電が送られたことに端を発するもの。
「このたびは、開署おめでとうございます。『踊る大捜査線』で走り回ったこの地区の治安がますます万全になることを、心強く感じています。わたくしも、今まで以上にアツい気持ちで『次の事件』に取り組みたいと思っています。東京湾岸署のみなさま、その時は、どうぞよろしくお願いします」
この祝電を受け、プロデューサーの亀山は、「青島くんの力強いコメントも開署式に届きました。その気持ちに応えて正式に発表したいと思います。『踊る大捜査線 THE MOVIE3』製作に向けて動き始めました。引き続き応援よろしくお願いします」と公式サイトでコメントを発表した。
東京湾岸署は、船の科学館や日本科学未来館などが並ぶ、江東区青海2丁目の東京港沿いに新設された警察署。お台場地区の急速な発展に伴い、それまで東京水上署などで分割して受け持っていたお台場、有明、新木場などの臨海地区を統合して管轄する。当初は「臨港署」などが名称候補に挙がったが、地元民などからの圧倒的な支持を受け、「踊る」の舞台である「湾岸署」を思わせる「東京湾岸署」となった。
「踊る大捜査線」は、97年1月~3月に放映されたTVドラマから始まるシリーズで、劇場版の「踊る大捜査線 THE MOVIE」(98)は興行収入約100億円(配給収入50億円)を稼ぎ出し、「同2」(03)は興収173.5億円でアニメを除いた邦画史上歴代1位の記録を保持。青島刑事が登場しないスピンオフ作品の「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」(ともに05)でも、それぞれ42億円、38.3億円の大ヒットととなっている不動の人気シリーズ。一時は、織田と共演の柳葉敏郎の不仲説などで続編製作は困難との噂も流れたが、“リアル湾岸署”誕生にあわせ、再び青島刑事が帰ってくることになりそうだ。
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