ピーター・バーグ監督がSF小説の名作「砂の惑星」を再映画化!
2007年12月25日 12:00
[映画.com ニュース] SF作家フランク・ハーバートのヒューゴー賞&ネビュラ賞ダブル受賞の名作SF小説「デューン 砂の惑星」が、「キングダム/見えざる敵」「プライド/栄光への絆」の監督ピーター・バーグによって再映画化されるそうだ。バーグ監督が、米MTVのインタビューに「米脚本家組合(WGA)のストライキがなければ、今頃プロダクションの真っ最中だった」と発言した。
原作小説は、砂に覆われ巨大な砂虫(サンドワーム)が支配する砂の惑星アラキス、通称デューンを舞台に、宇宙を支配する力を持つ“メランジ”と呼ばれるスパイスをめぐる争いと、救世主一族の革命を軸に描く一大叙事詩。この砂虫は、「風の谷のナウシカ」の“王蟲(オーム)”や「トレマーズ」の“グラボイズ”の原型として有名だ。65年の出版以来、幾度となく映画化が企画されたが挫折を繰り返し、84年にデビッド・リンチ監督がようやくカイル・マクラクラン主演で初めて映画化した(「砂の惑星」)。また、00年と03年に「デューン 砂の惑星I&II」の2本のTV映画も制作されている。
「(原作)小説の大ファンだ」と言うバーグ監督によると、脚色はまだされていないが、WGAストライキが解決するのを待って、脚本家候補者はリストアップしてあるそうだ。また、「リンチ監督の大ファンだ」とも公言している同監督は、リンチ版「砂の惑星」の解釈を踏まえた上で、前作のスケールをも上回るリメイクを目論んでいるという。
一方で、バーグ監督は「デューン」の前に、トム・クルーズがCIAエージェントを主演する「エドウィン・ソルト(Edwin A. Salt)」というアクションスリラーを監督することも同サイトに認めた。「観客は、トムが演じる“素晴らしいキャラクター”が善玉か悪玉か、解き明かそうとするだろうね。彼が求めているのはたった一つのことだが、最後の最後まで我々はハラハラするだろう」。バーグによれば、クルーズともすでに会って、「我々は話し合いをしている」とのことだ。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映