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充実のプログラムに自信あり!第8回東京フィルメックス開幕

2007年11月19日 12:00

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今年も玄人好みのラインナップ (左から)クリスチャン・ジュンヌ、行定勲、山崎裕、ドロテー・ベナー
今年も玄人好みのラインナップ (左から)クリスチャン・ジュンヌ、行定勲、山崎裕、ドロテー・ベナー

[映画.com ニュース] 11月17日から25日まで開催される第8回東京フィルメックスが開幕し、初日にあたる17日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにてオープニングセレモニーが行われた。

林加奈子同映画祭ディレクター、市山尚三同映画祭プログラムディレクター、審査委員を務める行定勲監督(「クローズド・ノート」)、山崎裕撮影監督(「誰も知らない」)、ドロテー・ベナー(ドイツの映画作家)、クリスチャン・ジュンヌ(カンヌ国際映画祭代表補佐)による開会宣言、及び舞台挨拶の後、第60回カンヌ国際映画祭で60周年を祝して北野武を含む世界各国35人の著名監督が“映画館”をテーマにした3分間の短編を撮ったオムニバス映画「それぞれのシネマ」が上映された。

東京フィルメックスは、アジアの新進映画作家や、世界の最新映画、特定の国や映画史に足跡を残した映画人に目を向けた“作家主義”を標榜する国際映画祭。第8回を迎えた今年は、日本でも評価の高い香港の映画監督ジョニー・トーや、中国の映画監督ジャ・ジャンクーの新作に加え、インドの巨匠である故リティック・ゴトクの日本未公開作品や、故山本薩夫監督特集など、計37本をラインナップしており、林ディレクターは「映画祭の命は、充実したプログラムです」と力強く言い切り、開会を宣言した。

これに対し、セレモニーを欠席した審査委員長イ・チャンドン監督(韓国)に代わって挨拶に立った山崎裕撮影監督も、「日本にたくさんある映画祭の中でも、東京フィルメックスには、アジアに的を絞るなど、ディレクターの明確な意志を感じる」と絶賛。「国も性別も年齢も異なる5人が集まって審査できることを嬉しく思う」と、審査員としての意気込みを語った。最終日に発表されるコンペ部門10作品の中から選ばれた最優秀作品賞には賞金100万円、審査員特別賞には協賛するコダックから8000ドル(約88万円)相当のフィルムが贈られる。

第8回東京国際映画祭は、有楽町朝日ホールを中心に、シネカノン有楽町1丁目、フィルムセンター大ホール、東京国際フォーラムで開催。

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