トム・ハンクス主演作「天使と悪魔」が製作延期へ!
2007年11月19日 12:00

[映画.com ニュース] ソニー・ピクチャーズの製作スタジオ、コロンビア・ピクチャーズが、トム・ハンクス主演で来年早々にクランクイン予定だった「ダ・ヴィンチ・コード」(06)のプリクエル(前章)にあたる「天使と悪魔」の撮影を延期すると発表した。
理由は、米脚本家組合(WGA)のストライキ突入の最終デッドラインとなった11月1日までに完成稿はスタジオへ届けられたが、それを執筆した脚本家アキバ・ゴールズマンと製作者側との間で契約に合意しなかったことに加え、ハンクス以外のキャストの誰一人も、いまだに出演契約を交わしていなかったからだという。
ダン・ブラウンの同名小説(角川文庫刊)を映画化する同作は、「ダ・ヴィンチ・コード」同様に、ロバート・ラングトン教授(ハンクス)を主人公とするバチカンの法王庁を舞台にしたスリラー。前作に引き続き、“イマジン・エンタテインメント”のロン・ハワード監督とブライアン・グレイザー製作のもと、08年2月に撮影開始、同年クリスマスの全米公開を予定していた。
今回新たにコロンビアから発表された全米公開予定日は09年5月15日となり、撮影開始日は不明となった。現在交渉が進められている米映画俳優組合(SAG)や米映画監督組合(DGA)のストライキも来夏以降に突入すると予想されるなど危惧すべき問題も山積で、史上最高額の出演料を得ると噂される主演ハンクスのキャストも含め、全てが白紙に戻るのではと心配される。
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