内田有紀「松尾監督と一緒に戦った」と自負。「クワイエット」初日
2007年10月22日 12:00

[映画.com ニュース] 松尾スズキが、第134回芥川賞候補作になった自身の同名小説を映画化した「クワイエットルームにようこそ」の初日舞台挨拶が、10月20日に行われた。会場の東京・渋谷のシネマライズには、主演の内田有紀、宮藤官九郎、りょう、松尾スズキ監督が来場した。
アルコールと薬物過剰摂取により、精神病院内の“クワイエットルーム”と呼ばれる保護室で目を覚ました28歳のバツイチライター明日香(内田)。担当医と同棲相手の鉄雄(宮藤)の同意を得られないと退院できない彼女は、入院患者たちと一緒に生活することになり……。
内田は9年ぶりの主演作の公開初日ということもあり、「松尾さんと一緒に戦いながら作った思い入れの強い作品なので、皆さんに見てもらえるのが嬉しい」と、満足げな表情を浮かべた。松尾監督も「褒められたい一心で撮った映画です。今はメディアが発達していろんな形でこの映画を褒めることが出来ると思うので、皆さんも褒めて褒めて、無理にでも褒めて!(笑)」とやや強引に映画をアピールした。
この日はキャスト・監督によるお互いへの質問タイムが設けられ、内田の「松尾さんが今の仕事をしてなかったら何をやっていた?」という質問に対して、松尾監督は「やっぱりお笑いが好きなので、“ユーモア講座”の講師でもやってたんじゃないかな。カルチャースクールのカルチャーヒーローです」と珍回答。また、りょうは「パンチやキックをしてくる」と2歳になるやんちゃな息子の子育ての悩みを、同じく幼い娘を持つ父親である宮藤に相談するなど、一風変わった舞台挨拶に客席からは終始笑いが巻き起こっていた。
「クワイエットルームにようこそ」はシネマライズほかにて全国公開中。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース





