日本初のスパイパロディで14年ぶりに主演「0093 女王陛下の草刈正雄」
2007年10月19日 12:00

[映画.com ニュース] 「二枚目俳優・草刈正雄が実は英国諜報部のスパイだった!」という奇抜な設定の下で製作された日本初のスパイパロディ映画「0093 女王陛下の草刈正雄」。本作で草刈正雄を演じ(?)、93年の「くまちゃん」以来、実に14年ぶりの主演を果たした草刈正雄にインタビューを行った。
代表作の「汚れた英雄」「復活の日」などから、ダンディなイメージがつきまとう正統派二枚目スターの草刈だが、以前からコメディに興味があったそうだ。「昔、NHKで千葉真一さんと共演した『十字路』っていう鎌田敏夫さん脚本のドラマがあったんですけど、あれから、コメディに目覚めましたね。ジーン・ハックマンとアル・パチーノが共演した『スケアクロウ』みたいなロードムービー風のストーリーで、千葉さんが堅物な男で、僕は軽薄な男という設定だったんですけど、自分で“ちょっとズッコケた感じ”を作るのが楽しくなったんです。同じ頃に映画『火の鳥』に出たときにも市川崑監督から『君はコメディをやったら、面白いかもしれないね』なんて言っていただいて、翌年の『病院坂の首縊りの家』では、原作にない金田一耕助のコメディリリーフみたいな役を僕のためにわざわざ作ってくれたんです」
デビューしてから37年。さまざまなメディアで多数の作品に出演してきたが、本作に携わって、改めて“映画作り”の楽しさを実感したという。「14年ぶりの主演ということで二つ返事で受けたけど、やっぱりスパイは俳優だったら一度はやってみたいんじゃないかな。なんだかんだ言って、アクション映画ってチャンバラとかの延長線上にあるもので、単純に楽しいんですよ。僕もこの歳になって、いまだに映画でこういうことが出来て幸せです(笑)」
本作のネタ元である「007」をシリーズ誕生時から劇場で見てきた世代だが、一番好きなジェームズ・ボンド俳優を聞いてみると「やっぱり最初のショーン・コネリーが一番強烈でした。あの『007』シリーズも続けて作ることでファンを獲得してきたんだから、この『0093』もパート2、パート3と続けて作らないといけないね(笑)」と、目を輝かせた。
「0093 女王陛下の草刈正雄」は絶賛上映中。
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