ロドリゲス監督が婚約者を主役にゴリ押し。「バーバレラ」暗礁に!
2007年10月19日 12:00

[映画.com ニュース] 米セレブ情報誌ピープルが、「プラネット・テラー in グラインドハウス」のロバート・ロドリゲス監督と主演女優ローズ・マッゴーワン(「チャームド/魔女3姉妹」)の婚約を伝えたのは今月中旬のこと。それから2人はハリウッドのさまざまなイベントに顔を出し、マッゴーワンは薬指のダイヤの婚約指輪を見せびらかしていたが、そんな幸せいっぱいの2人に大きな危機が迫っている。
米ニューヨーク・オブザーバー紙によると、ユニバーサル・ピクチャーズが、ロドリゲス監督が着手しているSF映画「バーバレラ」のために計上していた1億ドル(約120億円)近くの予算をひとまずご破算にするという。原因は、同監督がフィアンセのマッゴーワンを主役バーバレラ役に強く推していることらしい。
68年のオリジナル版は、ジェーン・フォンダと、のちの夫ロジェ・バディム監督のカップルが手掛け、カルトな名作となった。ところが、今回の主役のキャスティングについて同紙の情報源は「関係者全員が困惑している。誰もローズを映画に出そうとは思っていないんだからね。しかし、ロバートは聞く耳を持たない。スタジオは単純に、出資に見合うだけの興行成績を上げられないと恐れているんだ」と状況を説明している。製作陣が名前を挙げているのは、マッゴーワンより格上の、ニコール・キッドマン、ハル・ベリー、ジェシカ・アルバといったAリスト女優。前作のジェーン・フォンダは父が名優ヘンリー・フォンダで、ネームバリューも格段の差があり、彼女はのちに「コールガール」「帰郷」で2度オスカーを受賞している。
打開策として、ロドリゲス監督にはユニバーサルから製作費を6000万ドル(約70億円)に減らすことを打診されたらしいが、彼は他のスタジオへ持って行くと引くに引けない状態。企画が立ち消えになるとしたら、元凶はただマッゴーワンなのだという。
どうやらこの企画が実現するか否かは、プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスの胸三寸次第のようだ。
関連ニュース


リアリズムと娯楽大作の間を往復しながら――“中国第六世代”グアン・フー、新作の出発点&舞台裏、そしてアジア映画への思いを明かす【「ブラックドッグ」インタビュー】
2025年9月20日 09:00




映画.com注目特集をチェック

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しかった超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

てっぺんの向こうにあなたがいる
【ベスト“吉永小百合主演映画”の話をしよう】独断で選んだTOP5を発表! あなたの推しは何位!?
提供:キノフィルムズ

スパイによる究極のスパイ狩り
【前代未聞の心理戦】辛口批評サイト96%高評価、目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

なんだこのかっこいい映画は…!
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント