ギレルモ・デル・トロ監督が、ラブクラフト神話に挑戦!
2007年10月9日 12:00

[映画.com ニュース] 米アカデミー撮影・美術・メイクアップ賞の3冠に輝いた「パンズ・ラビリンス」(現在公開中)でメキシコ映画界の実力を見せつけた鬼才、ギレルモ・デル・トロ監督が、ダークヒーロー映画「ヘルボーイ2」(原作ダークホースコミック)に続いてメガホンを取る新作が、詩人・作家のハワード・フィリップス・ラブクラフトが31年に発表した暗黒小説「狂気の山脈にて(At the Mouth of Madness)」(創元推理文庫刊「ラヴクラフト全集4」所収)の映画化企画になりそうだ。
ラブクラフトは“宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)”と呼ばれるSF的ホラー小説で有名だが、本作は、未知の大山脈が連なる南極大陸を舞台に、著者独自の科学志向を結実させた傑作小説。また彼の死後に後世の作家たちによって引き継がれたラブクラフト的神話体系は“クトゥルー神話”と呼ばれるが、デル・トロ監督はこの神話体系の大ファンなのだ。「ヘルボーイ」の原作コミックには同神話体系的要素があふれているし、牧神パンが登場する「パンズ・ラビリンス」は同神話体系の代表作であるアーサー・マッケン著「パンの大神(The Great God Pan)」を連想させる。
「狂気の山脈にて」は、かねてからデル・トロが映画化を切望していたラブクラフトの代表作。製作には大手ユニバーサル・ピクチャーズが当たるとの噂もある。同監督の念願が叶うとしたら、「パンズ・ラビリンス」がオスカーをはじめ、世界の映画賞を制覇したおかげだろう。
関連ニュース



第3回新潟国際アニメーション映画祭コンペ出品作「リビング・ラージ」「口蹄疫から生きのびた豚」「ワールズ・ディバイド」「かたつむりのメモワール」「クラリスの夢」会見
2025年3月19日 19:50


映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

異常者×異常者×異常者のヤバい映画
【アクション好きに激烈オススメ】とにかくイカれてる!ハチャメチャに次ぐハチャメチャが痛快すぎた!
提供:KADOKAWA

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI