「24」のキムことエリシャ・カスバート主演最新作「キャプティビティ」
2007年9月12日 12:00
[映画.com ニュース] 大人気TVシリーズ「24」で主人公ジャック・バウアーの娘キムを演じたエリシャ・カスバート。「24」で一躍有名になった彼女が、主演映画「キャプティビティ」について、インタビューに応じてくれた。
「キャプティビティ」は、エリシャ扮する人気モデルのジェニファーが拉致、監禁され、次々と拷問や罠にかけられながらも必死にサバイバルする様子を描くサスペンス・スリラー。“一難去ってまた一難”という状況は、「24」のキムにも通じるように思うが、エリシャ自身は「キムはどちらかといえば受動的だけど、ジェニファーは自ら行動を起こして危機を脱しようとするの」と分析。「何しろジェニファーの場合は、ジャックが助けに来てくれないもの(笑)」
役作りについて「TVシリーズと映画は別物だし、映画でも作品が違えば役へのアプローチも異なってくる」と語るエリシャ。「『24』のシーズン3まで3年間キムを演じていた時は、キムがもう1人の自分のようだった。1年半のブランクを経てシーズン5でキムを演じる時、また彼女に戻れるか不安があったけど、セットに一歩足を踏み入れたら、すぐにキムに戻れることができた。そんな感じで無意識に役作りができたり、キャラクターが自分の中から生まれてくることもあるわ」
新作映画も楽しみだが、ファンは「24」のキムもまた見たいと思っているはず。エリシャは「シーズン6では戻らなかったし、7も撮影が進んでいるけど、今のところ出ていないわ」と明かしたが、カムバックの可能性もゼロではない? 「『24』のプロデューサーたちとは、もしキムが戻るならどういう時、どういう状況かと常に話し合っているわ。『24』の映画版の話もきているけど、まだ何も決定していないの」
今年は、韓国映画「猟奇的な彼女」のハリウッドリメイク版「My Sassy Girl」への主演も決定。作品選びについては「脚本を読んで、そこに書かれている以上にキャラクターに何かを吹き込むことができるかを考える」と語る。「自分にとって(その役を演じることが)重要かどうか判断し、自分で選んで出演すれば、たとえヒットしなくても自分の選択に誇りが持てると思うの」
そんな彼女が選び、大胆な演技にも挑戦した「キャプティビティ」は9月15日公開。