「トロイ」のペーターゼン監督が異色SFエイリアン映画に挑戦
2007年9月10日 12:00
[映画.com ニュース] 「トロイ」「ポセイドン」のウォルフガング・ペーターゼン監督が、異星人(エイリアン)による地球人誘拐(アブダクション)をテーマにした異色SF映画に挑戦する模様だ。
これは、トニー・スコット監督の「ハンガー」の原作者で、アブダクション小説「コミュニオン 異星人遭遇全記録」で知られる作家のホイットリー・ストリーバーが自身の公式サイトで公表したもの。このたび、彼のアブダクション小説「The Grays」の映画化権を獲得したソニー・ピクチャーズがVFXに定評あるペーターゼン監督にオファーし、彼の手で映画化されることになったという。
原作のタイトルにもなっている“グレイ”とは、TVドラマ「X-ファイル」などでおなじみの灰色の体表をした小型エイリアンの通称。宇宙人に誘拐された経験を持つ者の体験談に頻繁に登場するのがこのタイプのエイリアンだ。映画は、米ケンタッキー州の小さな町にたどり着いた3人組のグレイたちがその町の人々を誘拐していくさまを描く。
ペーターゼン監督にとってのエイリアン映画といえば、地球人(デニス・クエイド)とドラゴ星人(ルイス・ゴセット・ジュニア)の、敵対関係にあるはずの2人の奇妙な友情を描いた、85年の異色SF映画「第5惑星」がある。SF的な見せ場となるVFXはもちろん楽しみだが、クエイドやゴセット・ジュニアら人間の演技が高く評価されただけに、本作のキャスティングにも注目だ。
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