「ダイ・ハード4.0」先行上映が決定!日本が優遇される理由は?
2007年6月15日 12:00

[映画.com ニュース] ブルース・ウィリス主演の人気シリーズ最新作「ダイ・ハード4.0」が当初の6月30日公開から1日前倒しになり、6月29日から公開されることが決まった。また、6月23日には先行上映が行われるが、配給元の20世紀フォックス映画によると、6月27日の全米公開より早く一般の劇場で上映されるのは日本のみ。その理由は、シリーズ1作目(89年公開)が約18億円、2作目(90年公開)が約51億円、3作目(95年公開)が約72億円と、シリーズが右肩上がりの成績を記録しているため。先行上映と公開日の前倒しで、3作目の成績超えを目指す。
同作に限らず、このところハリウッド大作の日本先行上映(公開)が続いてる。「スパイダーマン3」は、5月4日の全米公開より先に、世界最速となる5月1日に日本公開。ソニー・ピクチャーズの重役ポール・スミス氏は「『スパイダーマン』の前2作は、米国以外では日本が他国を上回る最高の成績だったため、日本のマーケットを最重要視し、世界最速公開を決めた」とコメントを発表したが、他作品でもみられる日本への“優遇”措置の理由も、この言葉に表れているといっていいだろう。高騰する映画の製作費を確実に回収するためには、米国内でのヒットはもちろん、米国に次ぐ市場である日本国内でどれだけ多くの興行成績をあげられるかが重要なため、各映画会社とも日本での話題作りに躍起だ。また、先行上映であげられた成績は、国内ボックスオフィスの初登場時の成績に“上積み”されるため、なんらかの形での先行上映は、今や人気ハリウッド大作にとって必須条件となりつつある。5月25日全世界同時公開を銘売った「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(ブエナビスタ配給)も、前日24日から全国の劇場で先行上映を行った。
同様にワーナー・ブラザース映画は、同社が今夏配給する「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」と「オーシャンズ13」の公開日を、当初の予定よりそれぞれ1日ずつ前倒し、「ハリポタ」を7月20日、「オーシャンズ13」を8月10日の金曜日に変更した。同社によれば、「この2作品を公開するころ、世間はすでに夏休みに入っているため、通例の土曜日公開より1日早めても動員が見込める」との理由だ。
日本市場でハリウッド大作が相次いで公開される今夏。果たして、どの作品がその激戦を制するのか。行く末に注目だ。

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